Windows環境でandroid実機にテスト動作確認していくCordovaの環境構築を行います。とりあえず、Cordovaのインストール、プロジェクトの作成、開発するのに必要な設定まで。
環境
- Node.js 10.15.1
- npm 6.4.1
- cordova 8.1.2
なお、cordovaの環境構築は、Android SDKコマンドツールやビルド環境が整っていることを前提としているため、まだ設定していない場合は以下の記事から。
Androidプラットフォームのアプリ開発環境構築
Androidプラットフォームでアプリ開発をするための開発環境を構築します。目標まずAndroidプラットフォームの開発環境を整えるのにJDKAndroid SDKのインストールが必要となります。環境Windows 1...
Cordovaコマンドラインツールのインストール
npmでCordovaプロジェクト作成や動作確認などを行うコマンドラインツールをインストールします。
$ npm install -g cordova
プロジェクトの作成
プロジェクトディレクトリの作成
以下のコマンドで任意のディレクトリ<PATH>に、[ID]というアプリIDでプロジェクトを作成します。
$ cordova create <PATH> [ID [NAME [CONFIG]]] [OPTION]
例えば、
$ cordova create myapp com.mycompany.myteam.myapp MyApp
と打てば、
- 今のディレクトリ内にmyappというディレクトリ以下で、
- com.mycompany.myteam.myappというアプリIDで、
- MyAppという名前のプロジェクト
が作成されます。
ここで注意点として、[ID]として"-"の入った文字列を用いると"not a valid identifer"といってエラーをはかれました。id名にハイフンは使えないようです。
各種プラットフォームの設定ファイル
また、各種プラットフォーム用に設定が必要です。
$ cd myapp
$ cordova platform android
$ cordova platform ios
ディレクトリ構造の確認
現時点でのプロジェクトディレクトリ内の構造を確認します。
- hooks
- node_modules
- platforms
- plugins
- res
- www
基本的に開発は、www以下のディレクトリ内でHTML、CSS、JavaScriptファイルを編集していく流れになります。
動作確認
開発中のアプリの動作確認をするには、いくつか方法あります。
エミュレータ
以下のコマンドを実行すると別ウィンドウでエミュレータを動かすことができます。
$ cordova emulate android
実機
実機で確認する場合は、USBデバッグをonにした実機と開発pcをusb接続して、以下のコマンドを実行します。
$ cordova run android
ブラウザ
以下のコマンドを実行すれば、ブラウザで確認することもできます。
$ cordova serve android
Android Studio project detected
Static file server running on: http://localhost:8000 (CTRL + C to shut down)
と表示されるので、ブラウザから"http://localhost:8000"を表示させれば確認することができます。
コメント